2018年6月上海視察レポート
6月12日(火)〜14日(木)にかけて上海視察に行ってきました。
現地の様子と視察した一部をお届けしたいと思います。
■1日目
Noda Note
ここ8年で、日本と同じGDPをうみ出したた中国。経済発展が想像を超える。物価の上昇、そして、良い意味での競争が激化し、細かな価値が上昇しているのを感じた。
新天地の西側エリア、旧フランス租界地区の瑞金二路と茂名南路にはさまれた場所に建つホテル。美しく手入れされた庭園の中に趣ある複数の建物が点在している。建物の内装は絢爛豪華で、どことなくクラシックなロココ調のインテリア。広い敷地内には日本式庭園などもあり、緑豊かな公園の中に滞在しているかのような雰囲気がある。
2.豫園 ランチ 南翔饅頭店 ショウロンポウの名店
3.Starbucks Reserve Roastery Shanghai
2017年12月末OPEN 2700平米。世界最大規模。
アメリカシアトルに次ぐ、旗艦店の2号店目。
この界隈、南京西路 1平米 3万~5万円の賃料。
アパートメント 40~50平米で4000元くらい
大卒 新卒の収入は4000元~5000元
コーヒー4種類にチョコレートケーキで298元(約5,000円)
ショッピングバック 219元(約3700円)
クロワッサン 24元(400円)
強気の価格付けというより、上海の物価が高くなっている。
4.カルフール Le Marche天山店
テンセントとカルフールが協同で立ち上げた顔認証決済備えたお店。中国はドンドンキャッシュレスかにいっている。
経済産業省の「キャッシュレス・ビジョン」によると、2015年の世界のキャッシュレス決済比率(現金に対するクレジットカードや電子マネーの利用比率)では、日本は18.4%。米国45.0%、中国60.0%、韓国に至っては89.1%。
ミシュラン一ツ星 野菜だけを使った料理。
おいしい。そして簡単だが演出が面白い。
こだわりすぎない、でも、良い感じの演出。
同じ業種を集めて、特徴を出す。
良い意味でのライバル、世界では広がっている。
日本は競争をしない方向に行っているのでなかなか難しい
■2日目
Noda Note
デザインとマナーを手に入れた中国、そして、スピード感。
これは、どの経営でも意識したいことだ。
1.盒馬(フーマ)鮮生:アリババ新展開のスーパーマーケット
無人レジ。ピックアップし配送をしてくれる。
1日1回目は1元の商品でも無料。電気バイクで配達、30分でお届け。
上海エリアだけで18店舗、全国で約50店舗。(2015年からスタート)
商圏人口、3km圏内36万人、5km圏内85万人。
2.CES ASIA
中国は、盛会の工場から世界のマーケットに変わった。
自動運転と電気自動車で市場はがらりと変わる、その場合に頭の柔らかさが新しいビジネスを生む。
ラスベガスのCESに比べると、CES ASIAは大手企業のPRの場所という感じが強い気がした。
アメリカと同じで「健康」「スマートホーム」「教育ロボット」などがすごく増えている。
デザインを身につけた中国は今後面白い。統治下の日本の頃、悪かろう安かろうのイメージの日本。それが、今では高品質日本。
あと少しで中国もそうなりそうだ。
3.中国建設銀行 無人銀行
無人なのに24時間ではない。
ATMとなにが違うのか?
しかし大事なのは、やってみる。
トライアンドエラーができる会社は怖い。
4.夕食 HAKKASAN
5.サーエリーズテラス
■3日目
●まとめセミナー
①物価
→日本がおいてきぼりになっている。
★「人数を半分、賃金を2倍、成果も2倍」にするためには?を考える
・交通大学も北京大学もインビテーションによって入学する:天才を育てる
②デザイン、マナー、ファッション
男性もかっこよい人が増えた。
タバコを吸えなくなっている。
世界で見てダサい集団→日本人の団体と思われてきている。気をつけたい。
③一党独裁のリーダー
→中小企業の経営者も同じ。今日からこれやろう!で変えていく。
④やりがい、生きがい
従業員を恐怖で統率はダメ。責任感で統率する。
お金ではない。給与じゃない。それでも行きたい会社づくり。